カキの適地(気温)

2 カキの適地(気温と土壌)

(1)気温

カキの適地として,甘ガキは年平均13℃以上であるが,渋ガキは10℃以上の地域が可能です。 特に渋ガキの品種によっては,冬季に-15℃まで耐えることができ、日本の広い範囲で栽培ができます。しかし、晩霜には弱いため,晩霜の危険がある場所では,栽培が難しいです。

木津川市の気温

京都府木津川市の気温は,年平均気温が約10℃程度,4月頃には最低気温が5℃以上あるため、霜の心配が少なく、栽培可能な気温環境といえます。

京都府木津市の年間の気温

(2)土壌環境

 山城地区の土壌環境は、大阪層群(砂泥互層:砂層と土層が交互に積み重なった土壌)の地区が多く,比較的水はけのよい土地です。

 また,地下水や湧水湿地,木津川があることから,水源の豊富な土地でもあるのです。水はけが良く,水源の豊富な地域だからこそ,柿の文化の根強い地域になったと想像できます。